札幌市立中学校の学力にはエリアによって開きがある、、と札幌で部屋を探しているときに不動産業者さんから言われたことがあります。
正直、引っ越してくるまでは半信半疑でしたし、住んで5年経過した今も半信半疑のままです笑。
そこで今回は北海道一の公立進学高校といわれる札幌南高校への入学者割合から、3K2Fの学力について検討してみました。
札幌にくるのが初めて、何もわからないよという人のために、東西南北の公立高校の特徴も簡単にまとめてみます。
道外から引っ越してくる方々の参考にできる情報になれば良いな、と思います。
札幌南高校への入学者数のうち3K2Fの占める割合は30%強
2021年度〜2024年度に南高校に入学した生徒数の平均をとると以下のようになります。
出身中学 | 平均人数 |
---|---|
北海道教育大学付属中 | 25.6人 |
伏見中 | 18.6人 |
向陵中 | 27.6人 |
啓明中 | 22.6人 |
柏中 | 12.6人 |
計 | 107人 |
年によって変動が見られますが、柏中学を除いた残りの4つの中学校からは、20人前後の生徒が入学しています。
この中で北海道教育大学付属中学校は、中学受験が必要な国立の付属中学校です。生徒数が少ないにも関わらず入学者数が多いのはさすがです。
2023年度5月の中学校の生徒数は↓
中学 | 生徒数 |
---|---|
北海道教育大学付属中 | 339人 |
伏見中 | 586人 |
向陵中 | 885人 |
啓明中 | 804人 |
柏中 | 469人 |
計 | 3,083人 |
札幌を含む石狩管内を見てみると、145の中学校があります(南高校へは石狩以外からも入学してきますが(定員の5%)そこは無視します)。国公立私立中学生の人数は、57,406人。
3K2Fの生徒数は石狩管内の中学生の5%程度です。
南高校の定員は320人なので、単純に数字だけ見ると、1つの中学から20人入学というのは抜きん出た数だな、と感じます。
ただ、北区には北高校、西区には西高校、東区には東高校という進学校もあり(かつては細かい学区が定められていた)、学力だけではなく近い高校を選ぶという子どもも多いのだろうな、とは思います。
札幌市立中学生の人数は、1位北区7072人、2位東区5782人、3位西区5411人。。。6位中央区4096人と、中央区は意外にも少ないです(出典:札幌市教育委員会資料)。
東西南北の公立高校のイメージ
札幌では東西南北の4つの高校がよく比較されます。
子どもが高校生になると、いろいろな話を方方から聞く機会が増えて、なんとなく札幌の高校の雰囲気みたいなものがわかるようになりました。
あくまでも私調べですが、4つの高校をわかりやすくイメージ図にすると↓になります。
北と東は、制服を着ていて規律正しいイメージがあります。東は補講なども充実しているようです。先生たちからの積極的なバックアップ話をよく聞きます。
南と西は、私服で髪の色も様々な生徒が多く、まずは生徒からのアクションが重要視されている話をよく聞きます。いい意味で先生たちは自立心を育ててる、反して放任ともいうのかな。
歴史をさかのぼると、北と東は元女子校。南と西は元男子校。
兄弟で東と南高校に通っているというお母さんと話をしました。先生のかまい度は随分違うとのことでした。。子どもによって校風に合う合わないはありそうです。
北海道に転勤で来た場合、子どもの大学は本州を考えている人も多いのではないでしょうか?上記4つの進学校の中では、東大・京大・一橋・阪大など全国の難関大学へ毎年10人、20人という人数を送り出しているのは、南高校だけになります。他の高校は数人という感じです。
また、北高校は立地が北海道大学の近くということもあり、大学の構内で行う連携授業もあるそうです。北大に照準をあてて授業をされているという話も聞きました。
まとめ
今回の検証から、札幌南高校への入学者数は昔から言われている3K2F出身の生徒は多かったことがわかりました。
どこのエリアにいても、勉強好きな子は勉強するでしょうし、できる子はできると思います!
ただ、周りの友達に流されて勉強を始めたら面白くてはまってしまった、そんな子も割といるかもなぁと思ったりもします。
勉強することで、やりたいことが見つかったり、自分の世界が広がったりするのも事実です。中学の雰囲気が全体的に勉強するのが当たり前みたいになっているというのも、そういう意味では大きなメリットになるかもしれませんね。
ただ、そういったエリアでは塾に行ってる生徒がほとんどという状況になっていて、子どもの学費はその分膨れ上がっている傾向も強そうです。親にとっては大きなデメリットですよね…
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