急に札幌に行くって決まってもどこの辺で家を探そう?
子どもたちの生活環境が良いところを選びたいよ。
引っ越しによる子どもへの負担はできる限り少なくしたいと考えますよね、どこの小学校がいいとかあるのかな?子どもが安心して暮らせる場所は?などなど。。。
そこで本記事では、次の3つのポイントから私がおすすめに選んだ小学校を紹介します。お子さんと一緒に引越しをされる方の参考にしていただけたらと思います。
- 中心地から外れた地下鉄沿線かつ平坦なこと
- 転校生が多いこと
- 学力が高いこと⁈
出展:学区マップ ( school.mapexpert.net )
詳しくは、札幌市公式ホームページにて確認ください。
中心地から外れた地下鉄沿線かつ平坦なこと
中心地から外れた
子どもと一緒に暮らすのであれば、札幌や大通りといった商業エリアやすすきの周辺のような飲食店の多いエリアではなく、もう少し落ち着いた住宅地を選ぶ人も多いのではないかと思います。
いずれ永住する時もマンションに住むのであれば札幌駅界隈も候補に上がってくると思いますが、私たちのイメージは戸建エリアだったので札幌の中心地よりは、ちょっと離れた周辺エリアから検討を始めました。
地下鉄沿線
市内の移動手段となる公共交通機関は、市営地下鉄、路面電車、バスが主なものになります。
最寄り駅が地下鉄であることは利便性の点から誰にとっても優先度が高いことですが、雪国育ちではない本州の人にとっては、北海道の冬では特に重要なポイントになるかと思います。吹き曝しとなる停留所で路面電車やバスを待つのは大人でも嫌ですし、それが子どもということになると心配の種にもなります。
平坦なこと
冬の北海道の路面はよく凍ります。地元の方でも転んで怪我をすることはあります。それが坂道になれば危険度は増します。
過保護すぎるのでは?と言う人もいるかもしれませんが、我が家の長男は常軌を逸するほどの慎重派で、幼少期は普通の急な坂道を降りることが困難なこともありました。なので、私たち家族が居住地を選ぶポイントに、生活圏に急な坂道がないことは必須の条件でした。
最初に選んだ物件は宮の森小の隣の学区となる三角山小エリアでしたが、三角山小学校は急な坂道の途中にあるので、その物件は諦めました。
転校生が多いこと
中央区は札幌駅や大通りなどの商業地を含むエリアになるので、勤務地が中央区であることも多いでしょうし、社宅や国家公務員の官舎なんかもあります。初めて札幌に住む人なら利便性の点からも選びたいエリアですよね。
そして円山エリアを中心とする周辺の学校、円山小学校はじめ緑ヶ丘小、幌西小、宮の森小などは、転校してくる生徒数が多いことが知られています。
私たちが移住してきた2019年4月の転校生数は円山小学校では100人、宮の森小学校では80人を超えていました。
宮の森小学校の場合、各学年のクラス数は3〜4クラス、6年生の転校生は5人と少なかったので、それ以外の学年になると各クラスに3〜4人の転校生が入ることになります。
実際、6年生の長男は転校生がクラスに本人だけでしたが、3年生の長女は一緒に転校してきた友達がクラスに3人もいました。
転校生が多いことのメリット
- 先生だけじゃなく、生徒も保護者も転校生の受け入れにとても慣れている
- クラスの中に本州出身の生徒もたくさんいる
- 転校生も転校生の保護者も心細くない
転校生が入ってくるのが当たり前といった感じで、転校生を特別視していないというクラスの雰囲気が印象的でした。
転校生が多いことのデメリット
- 仲良くなっても翌年転校してしまうことも少くない
デメリットとして書きましたが、今は子どもたちもSNSで繋がることのできる時代です。普通に学校で友達を作るだけで、全国に友達ができる機会になる、と捉えることもできますね。多様性も育めるかもしれません。
長女は大阪に戻ってしまった友達と今でもネット上で繋がってゲームしたり、たわいもない話をよくしています。
学力が高い⁈こと
公立の学校なのに学力?と思う人も多いと思います。ここでは小学校の学力ではなくて、その小学校区から進んだ時の公立中学校の学力について触れておきたいと思います。
札幌では昔から公立中学校の中でも学力が高いと言われている学校があります。頭文字をとって3K2Fと呼ばれています。
- 柏、啓明、向陵、伏見、教育大附属中学校
近年では、YKKという呼称もあるようです。
- 山鼻、啓明、向陵中学校
国立の教育大附属中学校を除くと、いずれも中央区の西側から南西部(円山を中心に南北)のエリアになります。ただ、これらのエリアの多くが路面電車沿線となっています。
出展:学区マップ ( school.mapexpert.net )
学力が高いエリアは治安が良さそうと、私の安心材料の一つになりました。
北海道の高校受験における中学校の内申点制度は独特です、その点が中学校全体の学力が注目されることにつながっているのかな、とも思います。
本当に学力に差があるかの検証や受験制度については、また次に機会があればお話ししたいと思います。
その他のおすすめポイント
札幌や大通りといった中心地からも近い場所でありながら、北海道神宮、円山動物園や円山球場などもある広々とした円山公園、さらには円山や三角山など子どもと一緒に登るのにちょうど良い標高の山も近いです。
駅周辺は平坦だけど、ちょっと足を伸ばすと大きな公園や山がある、家から山が見える。自然好きな我が家ではこのポイントも大きかったよ。
お勧めエリアのデメリット
土地が高いです。円山、宮の森は昔からいわれる札幌の高級住宅エリアです。永住することを考えた時に、家賃にしても住宅を購入するにしても、住居費という固定費が高くついてしまうことは否めません。
住宅地平均価格(円/m2) | |
札幌市 | 103,500 |
中央区 | 190,700 |
北区 | 76,000 |
東区 | 111,100 |
白石区 | 113,800 |
厚別区 | 102,600 |
豊平区 | 144,300 |
清田区 | 80,900 |
南区 | 70,000 |
西区 | 120,500 |
手稲区 | 73,300 |
札幌市の場合は、子どもが中学校に入学した後であれば通学区域外に転居しても希望すれば元の中学校に通うことが可能です(2023年12月現在)。転校という負担をかけないように、子どもが中学に入学してから、隣町に家を買うという計画もありですね。
まとめ
今回は自分が居住地を選んだポイント3点に絞って紹介したので、結局のところ中央区の向陵中学校区をお勧めすることになりました。
3つの小学校の違いの一つは生徒数です。円山小は900人以上の生徒数で市内でもかなり人数の多い小学校になりますが、宮の森小と日新小は円山小より300人ほど少ない規模になります(2023年5月1日現在)。
円山や宮の森の高級住宅と言われるようなエリアの雰囲気はちょっと…という方は日新小のエリアを検討しても良さそうです。
また、宮の森小学校は地下鉄駅から少し距離があるので、その分全体的に商業施設も減り、2つの校区よりも少し閑静なエリアと言えるかもしれません。(西28丁目駅から徒歩17分)。
最初は宮の森に住みましたが、PTA活動も含めて私自身もとても快適でしたよ。
もっと利便性に優れている街中の方が良い、もうちょっと郊外でも地価を抑えたい、転校生があまりに多いのは逆に子どもが落ち着かないなど、人によって考え方は様々だと思います。
近年は新幹線の延伸と絡んで、札幌駅より東側のエリア(バスセンター前や苗穂)の開発も盛んですし、上記エリアじゃなくてもきっと学力の高い⁈学校はあると思います。
本記事を比較対象に検討して、ぜひ自分に合った居住地エリアを発見してみてください。一緒に札幌ライフを楽しみましょう。
プチ情報:小学校に上履き・白衣・体育着の指定はありません
札幌の小学校では、上履き・給食の白衣・体育着の指定がありません!
上履きは靴底が白いものという謎の決まりはありますが、普通の運動靴を上履き用として使います。運動靴を2足用意する感じです。給食は好きなエプロンと三角巾を、体育は運動のしやすい服装です。
本州暮らしの長かった私はすごくびっくりしました。経済的にも合理的で良いですよね。
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