終の棲家でやりたかったことは、ガーデンライフを楽しむことです。
夫婦で、のんびり、快適で楽しめる庭を形にしていこうと考えています。
札幌の気候で越冬可能な樹木や草花なども実績を元にまとめていきます。
庭造りの最初の頃、土壌の入れ替えから夫婦二人で悪戦苦闘しながら行いましたが、最初は排水が全くうまくできない庭になってしまい、大失敗しました。
本記事では、北海道ならではの土壌の処分方法や排水を改善するための庭プランニングについてまとめています。
土壌の処分はジモティで
- 北海道では不必要な土や石などはジモティでもらってくれる人が多くいるため、時間と労力さえかけることができれば相当な量の土壌でも無料で処分することができます。
横浜でも小さな庭を作っていましたが、でてくるガラの処分はなかなか困りものでした。
北海道では、ジモティを通じて、引取にきてくれたり、埋立地まで運んだり、両方の方法で、要らない土をもらってくれる方に出会えます。
業者に委託して処分するとそれなりに費用発生することになりますが、
ジモティは、無料で使えます。取引方法も、受け渡し場所も、個別に相談して決めるので、基本的に取扱手数料なども取られません。
土壌の処分に困っている方は、是非、活用してください。
難しくはないですよ、送付する手間がない分、メルカリなどよりも気軽に始められました。
庭の間取り
うちの庭は、まとまった1つの庭にはなっておらず、上記以外に小さな中庭がもう一つあります。
外構までが建築費内で、土壌の入替えや植樹は別途業者さんに依頼でした。
一見きれいな土に見えますが、ちょっと掘るとガラ土と火山砂の入り混じった埋立土で植物を植えるような土ではありません。雑草も生えてこないような土でした。
1社の見積もりだけを見て、高すぎると思い、安易にやめよと即断してしまった時から、夫婦2人だけの過酷な土入替え&植樹作業が始まりました。
大失敗の庭:2021年
前庭に植える木を取りに行かなければならない日が近かったので、前庭の土の入替えから始めました。
上図の茶色の部分は埋立土を掘り出して、黒土などの培養土に変えたところです。
赤の部分は山野草を植えるための花壇を鹿沼土と赤土を混ぜたもので作りました。
メインの庭の中央部分では、BBQをできるようにする予定だったので、グランドカバーに札幌でも越冬可能かつ踏圧に強いクリーピングタイムを植栽することにしました。
前庭は砕石をどかす作業からになりました。夏場のかなりきつい作業でしたね。
高木を植える場所は深さ60cm、花壇は30cmを目安に埋立土を黒土に入れ替えました。
メインの庭全体もクリーピングタイムや菜園にするため深さ20cmほど掘り返しました。
埋立土をふるいにかけガラを取り出し、排水を促進するため庭の一部に溝をほってガラ層をつくりました。
残りの土は、腐葉土を混ぜながら庭に戻しました。
結構知恵をしぼって、夏〜秋の間中、作り続けた庭が↓です。
埋立土に使われる火山砂は時間がたつと圧縮してすごく固くなります。
本来火山砂は水をすごく吸収しますが、そこに粘土や腐葉土を混ぜた結果、とんでもなく中途半端な土になってしまったみたいです。
ガラ層を作っていても、その上の土が水をなかなか通さないので、どんどん水がたまる庭になってしまいました。
屋根から大量の雨が矢印部分に落ちてきて庭が水たまり状態になります。
そして降水量30mm/hを超えるような大雨になると、勾配の低い通路へ越水をするようになりました。
秋の豪雨に何度も洪水する庭を眺めながら途方にくれつつ冬を迎え、1年目の庭造りは失敗のまま終了しました。
水はけ改善のための庭プラン作成:2022年
適当に作っていてはダメだと思い、ない知恵を絞って、インターネットを検索し、自分でもできる方法を模索して、上記のような設計図を書きました。
造園業者さん数社にプランニングを頼んだりもしたのですが、紆余曲折を経て自作することに。このくらいの計画ならば自分で全部できるかもと考えました。
前庭Ⅱとメイン庭の完成:2023年
それぞれの方法についてはまた別途記事にしていきますね。
大雨のときには雨水が溜まってしまいますが、レンガの段差を越水することなく吸収されていくので今のところ良しとしています。
クリーピングタイムが根をはって繁茂し、土の水通しを改善してくれることを気長に待ちたいと思います。
レンガの段差と石敷き通路を作成したことで、使い勝手も見た目も格段によくなりました。
今シーズンのガーデンライフを通じて、さらに充実した庭にしていきたいと思います。
まとめ
北海道ではジモティを通じてガラ土でももらってくれる地元の方に出会えるので、土の処分には困らない。
ホームセンターで材料はなんでも揃うので、大概のことは素人でもできます。
でも、土の入替えだけは業者さんに頼もう!
土壌の入替えは、学ぶことも多かったですし、そこで育つ植栽には並々ならぬ愛着をもてますが、普通の方にはおすすめしません。
私は体育会系のタイプですが、この作業は泣きたくなるほど大変でした。。。笑
2022年の洪水だけでなく、2023年は植樹した樹木が花を咲かなかったり、枯れ込んだりして、
土壌と植樹は専門業者さんに任せるべきだったな、と落ち込んだりもしました。
でも今年は、高木の木も宿根草も昨年より元気な葉芽花芽をあげてきています。
ほんと、元気になってくれて良かった〜と、3年目にして初めてホッと胸をなでおろしているところです。
本記事が庭の要らない土壌処分に困っている人や庭造りで途方にくれている人の参考になれば嬉しいです。
コメント