【光熱費のリアル】家計を「事業計画書」さながらに予算立てしたら家事も仕事感覚に変わった話

お金と暮らし
記事内にアフィリエイト広告を掲載しています。

札幌の戸建てに住んで5年目の冬を過ごしています。

北海道の冬は、美しい雪景色とは裏腹に、家計にとってはまさに「正念場」。光熱費がびっくりするほど高額になる季節です。

ときにその請求額は、冬の嵐のような衝撃を連れてくることがあります。

忘れもしない、コレモを導入して間もない2023年1月。請求書に記されていた数字は、なんと95,828円

思わず二度見したのを、今でも覚えています。
(※「コレモ」についてはこちらの記事で詳しく解説しています)

「年間の光熱費の変動を把握しないと安心して札幌の冬をぬくぬくと満喫できない!!」

そんな怒りにも似た感情をきっかけに、光熱費や使用量、政府からの支援金などを月ごとにスプレッドシートに記録し始めました。

記録を繰り返すうちに、ただ支払うだけだった光熱費を「予算を組んで執行する」対象として捉えられるようになり、家計の貯蓄を最大化させるための安心材料に変えることができました。

予算内で管理できるようになると、毎年12月の家計簿の締め作業さえ楽しみになります。

今日は、わが家の過去3年間の光熱費の実績を、政府支援金の裏側まで含めて公開します。

北国の光熱費予算を立てる際の参考にしてもらえたら嬉しいです。

3年間の実績値

わが家の基本スペック
  • 延床面積:約172㎡
  • 世帯数:4人家族
  • 暖房:コレモ+エコジョーズ
  • 冷房:エアコン1台
  • その他:ロードヒーティング(ガス)、ドレインヒーター(電気)
    北ガスのモデルケースより約10万円高いのは、延べ床面積とロードヒーティングの影響が大きそうです。

わが家の条件のもと、どのくらい光熱費がかかるのか、支援金の有無でどう変わるのか、3年間の推移をまとめてみました。

電気代の推移

2023年2024年2025年
電気購入量(kwh)3,1352,9042,951
電気料金(円)103,125113,072118,878
政府からの支援金(円)17,8856,2123,280
支援がなかった場合の
電気料金(円)
121,010119,285122,158

購入した電力量は、2024年は前年比7.3%DOWN、2025年は前年比1.6%UP。

請求された金額だけをみていると、年々上がっているように見えてしまいますが、

支援金を除いて計算し直すと、2024年は前年比1.4%DOWN、2025年は前年比2.4%UP。

電気料金は「燃料費調整額」による流動性が大きいので、たとえ節電して購入量を減らしたとしても、原材料の輸入コストによって電気料金が上がってしまうのが現状です。

参考:コレモによる売電収入
  • 2023年:16,605円(2,148kwh)
  • 2024年:18,187円(1,798kwh)
  • 2025年:15,921円(1,223kwh)

年々、売電量が減っているのですが、ガスの使用量も電気の購入量も変動しているためはっきりとした原因はわかりません。

自家発電した電気を上手に使い回せているため、売電量が減っているのだとしたら嬉しいところですが、コレモをフル稼働している1,2,3,12月の各年の電気購入量が右肩下がりになっているわけではありません。

2023年2024年2025年
1,2,3,12月の
電気購入量(kwh)
902867892

これがもし“コレモの発電性能の劣化によるものだとしたら?”、もともとの試算からかけ離れたものになってしまいますね。。。

ただ、その年の気温やコレモの稼働状況によっても左右される部分。

この点についてはわが家にとっても死活問題なので、注意深くウォッチして報告したいと思います。

都市ガス代の推移

2023年2024年2025年
使用量(㎥)2,5212,9663,098
ガス料金(円)293,033333,265348,061
政府からの支援金(円)64,14027,76013,445
支援がなかった場合の
ガス料金(円)
357,173361,025361,506

ガス使用量は、2024年は前年比17.6%UP、2025年は前年比4.4%UP。

ガス料金も請求額だけを見てしまうと年々上がっているように見えますが、

支援がなかった場合を計算すると、2024年は前年比1.0%UP、2025年は前年比0.1%UP。

使用量が増えた年に、たまたま原料(液化天然ガス)の輸入価格が下がった影響を受けています。この3カ年、実質的なガス料金は実はほとんど変動していませんでした。

光熱費合計

売電収入を差し引いて、電気・ガス代を合計すると以下の様になりました。

2023年2024年2025年
料金(円)379,553428,150451,018
政府からの支援金(円)82,02533,97216,725
支援がなかった場合の
料金(円)
461,578462,122467,743

請求された料金だけを見ていると、2024年は前年比12.8%UP、2025年は前年比5.3%UPとなってびっくりするインフレ率となっています。

でも、支援がなかった場合の料金を比較すると、2023年と2024年はほぼ変わらず約46万円、2025年は前年比1.2%UPとなっています。

💡 データからわかる「現実」と「事業計画」

支援金は充てにしない

表を見れば分かる通り、わかりやすいくらい支援金は減っています。

政府の予算には限りがあるので、助けるにも限度はあると捉えるべきです。

支援なんて無いものとして計画したほうが予算も立てやすい上、支援金が出た場合には、貯蓄として捉えることができるので、幸せ感がUPします。

例えば、“2026年冬の3ヶ月間、電気・ガス代を助成します!”と高市首相が言ってくれました。

請求月2〜3月は電気4.5円/kWh・ガス18円/㎥、4月は電気1.5円/kWh・ガス6円/㎥の政府支援があります。これをわが家の使用量にあてはめると以下のようになります。

2026年2月請求分政府からの支援金
電気243kWh1,093円
ガス613㎥11,034円

政府からの発表では、世帯平均にすると3ヶ月で7,000円程度とのことでしたが、北国のわが家では1ヶ月分だけで12,127円助成されたことになります。

今年の札幌は積雪量が昨年の1.5倍。当然、ロードヒーティングの稼働率も跳ね上がりました。

実際にガスの使用量は昨年1月より64㎥も増加していました。でもこれは、安全な生活を維持するための必要なインフラ出費です。

今年は、政府からの支援金でたまたま相殺されましたが(とてもラッキー)、あらかじめ「雪害リスク」を予算に織り込んでおくことが重要です。

この3年間光熱費は実はほとんど変動していなかった

使用しているガスや電力量が増えても、減っても、政府の支援金を除いたトータルの費用はほとんど変化していませんでした。2025年は前年比約1%増なので、ちょっと増えたなと言う感じです。

電気やガス代は小さな節電はほとんど意味をなしません。逆に、外気温、原料価格や調達価格など自分の影響の範囲外のことで金額は大きく変動してしまいます。

北海道の家は気密性がとても高く設計されているので、住宅の室内の暖かさは全国一ではないかと思います。

温かい室内から銀世界を眺めて過ごす時間は格別で、私はこうした時間の過ごし方にものすごく幸せを感じます。

そのため、光熱費については暖房を極力使わないといった極端な節約をするよりも、ある程度の出費を覚悟して予算を組んだ方が、「ぬくぬく楽しく健康的な時間」を送れる。

支払う」という受動的な感覚から、幸せのための「予算を執行する」という能動的な感覚へ。これがわが家の光熱費の事業計画です。

家の事業計画(光熱費編)

2025年11月、北ガスによる電気料金の改定がありました。

ここで注目すべきは、流動的な「燃料費調整額」ではなく、会社が設定する「基本料金と単価」そのものが値上げされたこと。

実際に11月分を旧料金で計算し直してみると、約1.8%の実質値上げ。

2025年11月請求額改定前で再計算
7,926円(184kWh)7,787円(184kWh)

政府のインフレ目標2%という数字も合わせると、2026年は「2%増」で見積もるのが妥当な判断といえます。

そのため、わが家では光熱費の月あたりの予算を以下のルールで組み立てていくことにしています。

(支援金なしの料金+売電収入)× 1.02 ÷ 12ヶ月(千円単位繰上げ

売電金額は年1回まとめて振込まれるので、予算には入れず年間収入として捉えるようにしています。

2026年の予算は

(467,743+15,921)× 1.02 ÷ 12 ≒ 41,111⇒42,000円/月

月あたり予算を決めておくと、マネーフォワードmeの家計簿アプリでも予算管理することができます。

1〜5月は「赤字」が続きますが、年の後半にかけて平均額が予算内に収まっていく様を見守るのも、経営者的なドキドキ感があって楽しいものです。

2026年の光熱費予算は年間にすると50.4万円。これなら、燃料費が10%程度高騰したとしても、慌てずに冬の銀世界をぬくぬくと楽しめそうです。

『貯蓄』を『報酬』に置き換える(マインドセット)

「家事には賃金が発生しない」とよく言われます。

家族から「ありがとう」という一言で報われるのですが、どこか当たり前に思われていることにモヤモヤしているお母さんも多いはず。

でも、数字で家計を捉えるようになってから、私はこう考えるようになりました。

「自分の采配で、家庭の純利益(貯蓄)を最大化してみせる」

立てた計画通りに予算を執行できたら、私の勝ち。

支援金という「ボーナス」や、工夫で浮かせた予算は、私の毎日の労働に対する正当な「報酬」です。

そう思うと、家計管理は攻略しがいのあるゲーム感覚に変わります。

参考:コレモの設定状況

参考:コレモの設定状況

コレモをONOFFする日は年によっても違いますし、設定を変えてみたりすることもたまにあるのですが、現在は概ね以下の運用に落ち着きました。

① 4:30〜 9:00:23℃(朝の活動時間)
② 9:00〜15:00:21℃ (日中・控えめ設定)※よほど寒い日以外はコレモは動かない
③15:00〜22:30:23℃(夕方活動時間・リラックスタイム)
④22:30〜 4:30:OFF

コレモがほぼ動作しているのは①と③の12時間です。

まろん
まろん

夜間のOFF時間は室温が21℃を下回らないように調整しています。ハリネズミ「まろん」のためです。
ケージ内の温度を25℃に保つには、室温21℃を下回らないことが必須だからです。

室内温度の計測に24時間記録がとれる温湿度計をサンルームとまろん用に愛用中。

ちなみに、以前「24時間18℃設定」を試したことがありますが、結果はガス代の大幅UP…。
ガスの使用量は月ごとにしか把握していないので、原因はこれ!とはいい切れません。
「室温の上下をなくす方がお得」という説もありますが、わが家の場合は「必要な時にしっかり温め、不要な時間はOFFにする」方がガス代がかからないようです。

おまけ:私の小さな「こだわり節電」

コレモが発電しているときに使う電気代は、実質タダ。

その「自家発電タイム」に、熱効率の良いストウブ鍋でお料理をする。そんな小さな「こだわり」も、私の家計経営を支える大切なピースです。

ストウブ初心者は20cmサイズがおすすめ!!

熱効率の良い鍋を探すならAmazon.co.jp

皆さんも、「家の事業計画」を立てて、自分への報酬を作ってみませんか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました